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三宅 blog

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2005年 03月 17日

プロフィ−ル

                 ★
プロフィ−ル_c0009950_22374983.jpg    三宅洋平        
    1978年ベルギー生まれ。1985年、阪神タイガース優勝の年に日本帰国。 ロックバンド 犬式 の歌人にして詩人。音楽と、サッカーを愛する。と、同時に親父の代からの虎キチでもある。

早稲田大学文学部にてビート文学、自然主義に開眼。
幼少より親しんできたロック音楽と、その思想的バックボーンとなったアメリカ文学の要素が結合。 在学中の1998年、ボーダーレスなロックバンドDogggystyleを結成。
2002年、株式会社リクルートの営業職を1年で退職して音楽に専念。
インディーズから2枚のマキシシングル「犬式」「飛魚」を相次いで発表。
2003年、ビクターエンタテインメントよりミニアルバム「レゲミドリ」でデビュー。 独自のレゲエ音像を根幹としたロック精神でオリジナルの境地を強かに示す。
2004年、より自由な表現の場を求めて自主レーベル「プロビンチアレコーズ」を設立。 マキシシングル「月桃ディスコ」を発表。
2005年、バンド名を 犬式 に改名。5月、初のフルアルバム「LIFE IS BEATFULL」 をリリース予定。

2004年7月より、スペースシャワーTVにて「スタジオグロウン」のVJを担当。
(毎週火曜日18:30ー19:00生放送中!)
歯に衣着せぬ明け透けな態度と発言でロックとフリーダムを体現。人気急上昇中。

ニ−ル・ヤング、ルー・リード、トム・ウエイツといったリリシストの系譜に名を列ねる。 また、1997年元クラッシュのジョ−・ストラマ−との出会いは、生涯貫くであろう パンクな精神性の素となっている。 ボブ・マーリ−に象徴されるレベル(REBEL:反逆的)でラブ&ピースを臆面なく表現する ルーツロックレゲエのアティテュ−ドはまた、三宅洋平の表現の数多ある主体の最たるものとして語られることが多い。 全ての道を振り返ると、そこにはジャック・ケルアックが立っている。 将来は、曹洞宗の禅を修めたいと思っている。

自ら主催するイベント「徹頭徹尾」「NBSA+×÷」も、日本文化のひとつの歴史を刻みつつある。

音楽、サッカー系フリーマガジンへの執筆なども盛んに行っている。
フットサル誌「COPA」、「DEPON」などなど。

犬式ホームページ http://www.dogggystyle.com

                  ★

# by dogggystyle | 2005-03-17 22:52
2005年 03月 16日

ワイルドサイドを歩け

ワイルドサイドを歩け_c0009950_5555085.jpg


Take a Walk on the Wild Side . . .

ルーリードが、アンディ・ウオーホルのファクトリー出身だってのは、皆さん御存知だと思う。 ヴェルヴェットアンダーグラウンドを脱退したリードが、ソロになってニ作目のアルバム<<トランスフォーマ−>>を発表したのが、1972年。 リ−ドを敬愛するイギリスのグラムロッカー ジギー・スターダスト ことデビッド・ボウイとその相棒ミック・ロンソンがプロデュ−スを申し出て、このロック史上最凶の傑作アルバムが出来上がった。

30年以上前の世界で、堂々と二つの性別を股にかけて生きるのはたくさんの困難を伴った。現代では想像もつかない。
臆面もなくヘロインについて唄い、肯定するでもなく否定するでもなく、ニューヨークの裏道に展開する人間模様を傍観的に、文学的に描写するリードのリリックは、今だにぞっとするほどリアルで美しい。(とはいえ、30年分の風化は当然、ある。)

この時代のロックが、何故ロックだったかという事に着目した時に、ひとつの定義がうまれる。 「誰も言わない、言っちゃいけない」事を唄ったのだ。 それが、ロックだ。 嫌われるのを恐れて自らを縛ったら、ロックとしてはその時点でアウトだ。
例えば、ゲイカルチャーが今のように公然としたものになるに至るまでの激しい差別との闘いを、まさにリード達の世代が起こしたのだ。 例えば、の話し。それ以外にも、彼等が「自由」を事後報告的に体現してみせることで主張し、それが今や当たり前の事になっている例は枚挙に暇がない。 勇気に満ちた行動、かもしくはある種の馬鹿である。偉大なる愚者。そしてそこに愚者の存在理由をみとったら、たいがいの人はロックにハマる。

マリファナがカウンターカルチャーのシンボルマークになったのは何故か。
「やっちゃ駄目」なものだったからだ。

ちなみに、リードはヒッピーではない。
むしろその動き以前からの、初期衝動であり、そして彼は何にも属さない。

ニューヨークパンクは、明らかに ヴェルヴェットアンダーグラウンドが最初の波である。 カンのようなジャーマンエクスペリメンタル音楽も、それ以前にジョンケイルやリードの存在を認めている。 ファーストフ−ドみたいな似非ロックばかり流行る日本のシーンにどっぷりの人には、なんのことやらさっぱりだろう。 興味がある人は、ちょいと掘ってみたらいい。 縁があれば、新大陸を発見することができるだろう。 金よりも銀よりも素晴らしいものを手にする事ができるはずだ。


リードのもっとも有名な曲、<<ワイルドサイドを歩け>>は、ウオーホルのファクトリーを徘徊するドラッグクイーンやピンプたちを描いている。彼はそこに何の答えも提示しない。ただ描写し、そして繰り返す。「ワイルドサイドを歩け」。つまり、裏道を歩こうぜ、って。
社会、大人が強制するフォーマットになんの興味も共感も見出せない。本当の幸福を傷だらけで模索する生きざま。

今、日本社会に必要なパフォーマンスてこれだろうと思う。
みんな臆病になってしまっている。 若者までが、有効な自己のスタンスをみつけられずに、つまらない屁理屈と卑屈の海にどっぷり沈んでいる。 たまにあげる反抗の声は、あまりに情緒的過ぎてロジカルな裏付けがあまりにない。 本能を讃美するのは、理性で自分をさんざっぱら追い込んでからのネクストステップだ。

ビート詩人、アレン・ギンズバーグが言った「書を捨てよ 街に出よう」。
これを勘違いしてる奴が多い。始めから書を手にしない者への言葉ではない。

ノベルティミュージックとしてのルーリード。それが、どうしようもなく本能的なサウンドにのっかって、ロックのひとつの元素になった。
ロックを勘違いしてる奴が多い。感じる音楽だと。
それは、心と思考がふたつでひとつだっていう事に気付いてないからだ。

ロックが、考える馬鹿のアートフォームだと、僕は断言する。




http://www.dogggystyle.com/

# by dogggystyle | 2005-03-16 05:56
2005年 03月 11日

盛り上がってます世界各国蹴球大会!!

いやーー、チェルシーがバルサに逆転勝利。
ユーベがレアルに逆転勝利。

くりびつですよ。マジ。

ファンタスティックサッカーたるリーガエスパニューラ勢、溜飲を
飲まされてます。組織のファンタジアも、美しいかったから、
勝利した2チームにも特に文句はありません!!

バイエルンが8強いり、リザラズも復帰ってな感じで。

個人的には、カーンさんに有終の美的頑張りを予感します。

盛り上がってます世界各国蹴球大会!!_c0009950_539614.jpg



あと、以下の記事。
日本のクラブチームも頑張って欲しいんですが。
世界クラブチーム選手権は、次回日本開催ですからな!

そんな中、
どうなんだ!?中国のサポーターって。
ちょっとひんしゅくですよ。
この間の代表戦といい。
ちょいと、政治的陰謀を感じる。
歴史問題とサッカーはできるだけ切り離して欲しいもんだ。

磐田やられたアウエーの暴力/アジアCL

2005 年 3 月 10 日(日刊スポーツ より)
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<アジアCL:深■(中国)1−0磐田>◇1次リーグE組◇9日◇中国・深■

 磐田が、アウエーのわなにはまった。03年度天皇杯王者の磐田は、中国に乗り込んで同国スーパーリーグ優勝の深■と対戦。荒れたピッチと不可解な審判の判定、激しいブーイングに冷静さを失い、0−1で惜敗した。99年以来のアジア制覇を狙うが、本来のプレーができずに黒星発進。ピッチには、コインやペットボトルまで投げられた。

 ブーイングに負けた。芝に負けた。審判に負けた。何よりも、磐田は挑発に乗った自分たちに負けた⋯。多くの国際大会を経験し、99年にはアジア王座にも輝いた。アウエーの厳しさには慣れているはずだが、あまりの酷さに気持ちをコントロールできなくなった。

 ピッチは穴があいてボコボコ。ボールが走らず、得意なパス回しが消えた。予想通りにラフプレーを繰り返され、前半37分には顔にヒジ打ちを食らった茶野が担架で運び出された。それでも「前半0−0で折り返し、最後の20〜30分で点を取って逃げ切ろう」という山本監督のプラン通りに耐えた。前半は相手のシュート7本に対し、磐田は崔の1本だけ。しかし、後半10分に左CKから中国代表FW李に頭で決められ、プランは崩れ始めた。

 後半17分にはMF西が入った。ボランチの福西も上がり攻めに出た。しかし、相手の再三のラフプレーにも笛を吹かない審判への不満が、時間の経過とともに大きくなった。同19分には福西が中国代表主将のDF李と小競り合いし、ともに警告。後半38分には、控えの鈴木が相手選手の遅延行為に対してベンチから飛び出して口論。退場処分を受けた。スタンドからはブーイングが鳴り響き、コインやペットボトルが投げ込まれた。一触即発の大荒れの展開。アウエーのわなにはまり、冷静さを失った。

 山本監督は会見で「コインがたくさん飛んできたので、ケガをしなくて良かった」と皮肉たっぷり。MF福西は「審判も世界基準でやってもらわないと」とぶ然とした表情を見せた。しかし、DF菊地の「挑発に乗りすぎた」という言葉がすべてをあらわしていた。

 アウエーでは、すべてが敵。すべて起こり得ることだった。しかし、世界を目指すためには、こういう戦いを乗り越えなければならない。「次はどんな形でも勝たないと」とMF藤田。アジア王座奪取へ、立ち止まっている暇はない。(深■=斉藤香織)

※■は土ヘンに川

# by dogggystyle | 2005-03-11 05:46
2005年 03月 08日

ラモ

トルコに強制送還されたラモ(20)は、
今頃 祖国クルドのゲリラを掃討する立場のトルコ軍で
毎日しごかれている事だろう。

ほんと、吉祥寺のワープであいつが最前列で踊っていたのが
昨日のことのようだ。

でも、どうにかこうにかまだ生きているらしいから、それだけは
嬉しい。

NGOの矢口くんが今トルコにいるらしい。
休暇をもらったラモに会える可能性もあるらしい。

元気かな、あいつ。


そして、アリ・チカンは品川の入国管理局に拘束されてはや7ヶ月。
品川の入管は、はっきりいって人間を収容する目的で建てられたものではない。
つまり、極めてストレシーで気が狂う一歩手前の毎日を強要されている。
大好きな音楽も、許されていない。

このナチのユダヤ人収容所まがいのものが、今、この日本にある。
そのことだけは、すべからく全ての心優しき日本人には認識して欲しい。

結婚だ、出産だ、アルバムリリースだ、ってかまけているうちに
俺もすでに3ヶ月以上アリを面会に行けていない。

おれたちにできることはなんだろう。

とりあえずは、自分の精一杯の毎日を全力で生きて、
力を蓄えて、この国を望む形にしていくことだけだろう。

目覚めよ、日本人。
ぼくたちの感性は間違っていない。
利権と営利にかまけた政治家と企業人はぶっ倒すべし。
声をあげることを恐れることなかれ。
実力を身にすることをわずらうなかれ。

間違っているのは、「奴ら」のほうだ。

そして、そうでない人間のほうが、はるかに多い。

# by dogggystyle | 2005-03-08 01:59
2005年 03月 07日

イメージの捏造

僕はロックが大好きだ。
そしてロックが大嫌いだ。

故にパンクだ。

そしてパンクも大嫌いだ。

ならば何なのか?

何ものでもない。

だから、どうしようもなくロックで在り
パンクであると言われる。



「ロックが大嫌い?」
「パンクも?」

そうだ。
なぜならば、ガキの頃にたくさん騙されてきたからだ。

リアルで本音の「生きざま」アートフォーム。
そいつにしか鳴らせない独自の音楽。
だったはずのものが、金が絡んで関係の無い奴が絡んで
すっかり「イメージの捏造」に成り下がった。

危ないフリ、ワルのフリ、ハッタリ、「確信犯」は褒め言葉。
楽屋裏では御挨拶。

ヤー ド−モ レコード会社ノオエラガタ ペコペコ

疑うことも、勘ぐることもまだそんなに必要としなかった10代の頃、
彼等のペルソナと実体を切り分ける事に抵抗を感じた。
そうして、よりリアルな奴を追い求めた。

例えば、ジョ−ストラマ−。
例えば、エディベダ−。
例えば、ニ−ルヤング。
例えば、カートコバーン。
例えば、フェラクティ。
例えば、仮面を脱いだルーリード。
例えば、ボブマーレ−。そしてルーツロックレゲエシーン全体。
例えば、ジョージクリントン。
例えば、80年代アーリ−ヒップホップ。アフリカバンバータ。
例えば、マヌチャオ。
例えば、トドス タス ムエルトス。
例えば、カエタノ ヴェローゾ、ジルベルト ジル。

言った事を本当にやった奴ら。
言ってた事とやってた事が、最少の人間的矛盾の範囲内だった人たち。
つまり、ボブディラン風に言うなら
「法律の外側でクソマジメに生きてた奴ら」。


今、日本でそういう意味で本当にロックなスタンスで
アティテュード(態度)、イデオロギー(考え)、スタンス(立ち位置)
をがっぷりよっつの真っ向から真剣に捉えている本当の芸術家は
一体何処にいるんだ?

ロックをまとった、平凡な人のほうが共感される市場はなんだ?

そういったような意味でも、今さらルーリードやデビッドボウイが犯した
つまり本人たちが認めている、彼等自身を苦しめたところの
「イメージの捏造」とそれを煽る馬鹿な業界の大人たちは
無視していくのが妥当である。

2チャンネルで、世間知らずの表現意欲旺盛だが場を作れない子供たちが
アーティストを勘ぐり捲るのは何故かというと、
大人がたくさん嘘をついて、それが彼等にはバレバレだからだ。
嘘臭いから、真偽が問われるのだ。

好きにしたらいい。
考えも色々で当然だ。

俺は、電波のうえでも、ステージの上でも、家におっても、
俺でしか無い。
人間的矛盾の範疇で、誠実であり、故にロックなんであると自覚する。

# by dogggystyle | 2005-03-07 15:37