三宅 blog

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2005年 03月 21日 ( 1 )


2005年 03月 21日

世界の突端で思う

c0009950_4583172.jpg最近引っ越しをした DJ S のマンションは、8階の屋上から新宿副都心を見下ろす事ができる。初めて彼の家を訪れた際に、ちょうど屋上でご来光と相成った。

誰が置いたものなのか、三角ビルの突端にデスクチェア。

ネイティブアメリカンがコロラドの岩山を眺めて瞑想するかのように、時おり此処で心と世界を見つめている住人が居るのだろう。

檻の中の下界と、その上の空。
そんな風に撮ってみた。

やがて太陽はこともなげに檻を破って空を舞うが、
僕らはここにはり付いたまんまだ。

16歳で東京に越して来た時、練馬の高校の屋上から同じ風景をデッサンした。
えも言われぬ期待感が、ビル群の中に感じられたものだ。
「俺、東京に来たんだなー」

あれから10年。
あのビル群がハリボテの街だということを嫌という程味わわされてきた。
今見ると、感慨もなく無常感に襲われる。

ふと、まるで世界の突端に立っているような気になった。
僕の人生という船のへさきから世界を眺めているような錯角。

東京 という巨大な街を真っ向から描こうと思った。
この無常感にがっぷりよつに組み対していこうというインスピレーションを得た。
ルーリードの描いたニューヨークみたいなリリックが書けるだろうか。
頭ん中で流れてたのは ハービーハンコックの <<カメレオン>>。

心の変化に応じて、同じ景色がまるで色を変えていた。
10年先、僕の目に映るのはどんな東京なんだろうか。
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by dogggystyle | 2005-03-21 05:01