2005年 07月 10日

自分で答をみつけるということが大事

ジーコが持って来たのは「帝王学」だったんだと思う。

せこせことした「窮鼠猫を噛む」サッカーじゃなくて、
サッカー後進国の日本にいきなり
「ベストをつくせばワールドカップをとれる」精神性を
彼はもたらした。

考えてみれば当たり前だが、
「優勝だけ」を見てサッカーしてきたブラジルの英雄が、
自分が監督を引き受ける時に「ベスト8でいいや」などと、
心底思うわけがないのである。

選手たちはいまだにその「悟りの境地」を求道中なんだろうけれど、
1年後のドイツでは
「なんのためにピッチに立ち」「何を求めてプレーし」「今何をするべきか」
を全ての瞬間において自分で判断できる人間たちが、居るんだろう。

だから、とても期待している。

そしてそれは、
「何のために生き」「何を求めて働き」「今何をするべきか」
という、全ての人にとっての人生の答とも共通する。
あらゆるスポーツにおいて言えることなのだが、
サッカーにおけるピッチ上の人間ドラマと人生の縮図具合は、
いかにもこの競技を「人間臭い」ものにしている。

だから、俺はこの競技を死ぬほど愛しているんだろう。



なんで急にこんなことを言い出すかと言うと、
今女子バレーやってて、
超弱くて。
一生懸命なんだけど、ダメで。

みんな、「みんなのため」やら「監督」の求めることにばっかり必死で
「自分はいい顔してるか?」「楽しんでいるか?」「ヒーローになれるか?」
っていう、根源的な「自分のこと」を置き去りにしてきた顔でプレーしてる
そういう風に見えてしまって。

まるで昔のサッカー日本代表みたいな。(今でもときどきそうか)

自分で答を出す。
それだけが、答だ。

それは、あらゆるジャンルにおいてそうなんだけど。

卓越した人間、達観した人間はみんな哲学者の顔をしている。
ジーコのあの眉間のシワ!あれがそうです。





音楽もまったく一緒だ。

俺はレゲエというカルチャーを通して、
一見いい加減だが当たり前の本質を見極めてる
ルードボーイズの価値観を学んだ。

決めごとより、自分が楽しく演奏してるかが、一番の問題で。
で、それがクリアできてれば、お客はたいがい楽しめる。
それができるのが、選ばれし真のアーティストだ。




ジョージ・ルーカスがインタビューで言ってた。
言い切ってた。
「私は、自分が観たいものが造れたかどうかだけを、問題にする。
観客のことは、出来上がるまで、考えない。」

だから、面白いのだね。スターウオーズは。


自分で答をみつけること。
それが答だ。
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by dogggystyle | 2005-07-10 00:21


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