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三宅 blog

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2005年 07月 08日

ロンドン

ロンドンの電車が爆破されると世界の悲劇。

イラクやアフガンのそこかしこでバスや乗用車が爆破されても、ニュースにもならん。

そういうことが、原因なのだと思う。
ここ何十年、もしくは何百年。もしかしたら何千年。


貧富の差って、貧しいほうは毎日痛感して生きるのだが
富めるほうはなかなか気付かないものだ。


ブレア氏の緊急演説で、
「我々が我々の価値観(Value)と生き方(Way Of Life)を貫く気持ちは、テロリストよりも強大(Greater)である」
って言ってたけど、
「お前らに搾取されてきた!お前らばかり贅沢しやがって許せない」
と言っている相手には
「おれたちはこれからもバンバン贅沢をするから、心しておけ」
くらいにしか聞こえないだろうな。

俺が聞いてても信じられない、言葉だった。


でもって、「十字軍」の仲間と目されている日本でも
こういう事が起きる可能性はもはや地震より高いんじゃないだろうか。

そこで、はっきりさせておきたいことがある。

①イスラム過激派テロリストによる世界一般市民の攻撃を私は非難します。
②米英軍を中心とした攻撃による、イラク一般市民の虐殺を私は非難します。
③自衛隊を派遣した日本政府と私は、精神的に一切関係なく、
 またその派兵も長期滞在も一切支持しません。

お国の上のほうの馬鹿なおっさんらが決めたことのせいで、なんでおれたちの命が天秤にかけられなきゃならないんだよ?!「自衛隊送っていい?」って聞かれた覚えがない。


若い衆よ。
俺も含めて。
政治に対する無関心が過ぎたんじゃないだろうか。
「投票したいやついねーもん」
じゃ、もう収まりつかなくなってきた。

長く、じっくり、しっかりとした歩みを、自分の頭の中で
そして現実に見えているこの社会と世界に対して
実行していかなきゃならない時代になってきた。

色んな意味での第三世界(サードワールド)の価値観を訴えてた
パンクスが吠えてたロンドンでこういうことになって、
もう一回「当たり前の正しさ」「当たり前の悪さ」をわきまえた
ルードなボーイやガールたちの力が試されている気がする。

現行勢力による世界支配や、大衆の無知蒙昧な衆愚に辟易としてて
金じゃ買えない至福を知ってて
そして自分自身の生き方を常に顧みる勇気と誠実さをもった
そういう若い者たちが
みんなそれぞれのフィールドでよく勉強して力をつけて
世界を変えるしか、ないでしょう。

そういう「まっとうなあぶれもの」の皆さんが
卑屈にならずに真直ぐ歩き続けられるように
犬式は大きな音を、鳴らし続けます。


世界がより賢明になりますように。

爆弾やら銃やらで死んで行く全ての人の冥福を祈ります。
ロンドンだけじゃなくて。

by dogggystyle | 2005-07-08 18:17


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