2005年 05月 17日

when you got a good friend

ロバートジョンスンの唄に
when you got a good friend
ていう曲がある。

これは実は女性に対する唄なのだが、
「いい友達さえいれば」
っていうニュアンスに昔から惹かれてきた。

たくさんじゃなくても、いい友達さえいれば、人生は悪くないもんだ。


ロバジョンという人自体が、20代後半で(一応27歳とされている)
数多いたであろう女の一人に恨みをかって毒殺されているという
非常にミステリアスな人物である。
故に、音源も弾き語り形式のアコースティックブルーズが
29曲(41バージョン)残されているのみ。

エレクトリックのバンドでも演奏していたらしいが、
音源は残されていない。

僕が18歳ころに最初にブルーズにひかれたきっかけは、
語学留学先の英国で買ったブルーズのコンピだった。
そして日本に帰って、最初に買ったのがロバートジョンスンの
コンプリートボックスセット。

プツプツとしたレコードのノイズの向こうから、
1936年頃確かにこの世に実在した伝説の男の、
あり得ないギターとソウルフルで朴訥(ぼくとつ)とした唄が
聴こえてくる。
霞みそうな時の流れを越えて、そこには悩み多き一人の男が
女や酒や故郷への思いのたけをぶちまけている。

「こいつがどんなヤツかはよく知らないが、
俺ァこいつが結構好きだ」
まるで友達みたいに感じた。
ヘッドフォンでロバジョン聴きながら大学に通う学生。
夜は高田馬場あたりのバーで、おっさんと音楽談義。
「にいちゃん若いのに良く知ってるなー!」
「にいちゃんいい歌唄うじゃねーか!」
俺の音楽人生は、幼少のスパルタクラシック教育を除くと
グランジロックとブルーズと共に始まった。


やれ女にふられたとか、ギャンブルに負けたとか。
男の泣き言って、男には響くんだすな。
ブルーズって、かっこわるい男の泣き言なんすな。
それが、渋いと、どうにかこうにかかっこういいんですな。


ブルーズのいい所?
それは
「一人でできるもん」
っていう所。

ギター1本、たった一人で旅さすらいながら
荒野でジャンジャン。
誰かに聴かせる前に、自分自身や天国のあいつに聴かせるための音楽。
心と向き合う音楽。
メディテーションソング。


冒頭の曲題に話を戻して〆とする。

悩むことはいいことだ。
悩みのない人生なんてあるわけがない。
「無い」って人は、気付きたがらない自分に
気付いてないだけだ。
それが一番 poor ね。
幸せへの道は、悩みと葛藤の on the road である。

でもでもでも、
悩み過ぎるのは不健康だ。
そんな時に、心の鏡になってくれる友達は、
大事にしたほうがいい。
悩みを聞いてくれて、迷いを解きほぐしてくれて、
僕自身の心が望んでいる本当の答えを導き出してくれるような、
そんな奴が、本当の「友達」だ。


それが美しい女だったりした日には、
その日のうちに結婚したらいい。
明日には子供が生まれているさ。
(実話)
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by dogggystyle | 2005-05-17 04:42


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