三宅 blog

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2005年 03月 30日

雄の役割

娘 風雅(ふうが) が27日に誕生。
大安産を誰しもが確信していた中で、早期胎盤はく離による大出血。
予定していた助産院から提携先の病院へ緊急搬送。
即、帝王切開。

手術室から聞こえた「オギア−ーー」が自分の子なのか定かでないうちに、
風雅 は生まれた。

3/27 20:55。



朝方眠りについた俺だったが、翌朝11時に電話が鳴って目が覚めた。
「赤ちゃんの容態が悪い。すぐに来て下さい。」

不思議なものだが、この瞬間に、父親になった気がする。

何故か布団だけ冷静にたたんで(つまりあまり冷静ではなかった)、
家を飛び出した。

産婦人科に行くと、赤ちゃんはもういなかった。
「都立の大きな小児病院に緊急搬送しました。」

かみさんを病室に残して、小児病院まで約1時間。



赤ちゃんはNICU、小児集中治療室に居た。

過酷な生まれ方をしてきたために、右の肺が破れていた。
体内で雑菌が活発に活動して、それに抗ってもいた。

でも、生命の危機からは脱して、落ち着いた状態だった。

医者の話をかじり付くようにして聞いて、いくつか当たり前の質問をして、
風雅 に触って、かみさんの所に戻って状況を伝えた。

母子は生まれて12時間で、離ればなれになった。
俺はそれをつなぐ伝書鳩になるしかないと思った。

こうして俺の雄犬ライフが第2幕を明けた。

病院と病院と家を電車とバスを乗り継いで転々。
これ、ナワバリを巡回する雄の役割ね。

今日、二日目の赤ちゃんは、「あ、この子間違い無く生きて行けるな!」
という確信を得れるくらい元気に泣いた。
「かあああちゃーーーー  ん。おっぱいーーいいいい。」

乳が出ないけど、父。
雄は無力や、こんな時。

母子の回復のために、駆けずり回る俺は、我ながら父になっていた。

「父親らしくなったね」
って言う人が多いが、別に今日昨日でなったんじゃない。
「子供がうまれると変わる」
て言うが、そんなんじゃない。
もともと居た、今日まで築いてきた俺が、状況に必死で対応している。
それだけだ。

だから、子供ができた途端に「偉い偉い」では、
昨日まで「悪い悪い」て言われてた俺が報われない。

でも、この感覚は、確かに初めてだ。
俺の人生、毎日メタルスライムが表れる。
経験値が跳ね上がる。
レベルあげてどー0すんの、って。

「頑張り過ぎて身体壊すなよ」
って言われるが、多分今は殺されても死なない。

赤ちゃんも、奥さんも、痛いのと闘っている。
オラは周りを飛び回って、支えるしかでけん。
頑張るベさ。
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by dogggystyle | 2005-03-30 01:24


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